「耳寄りな物件がある」とサタファクネットワークからの知らせで向かったテナント募集中の貸作業場。まず目に飛び込んできたのは雑草まみれのバイクたち。
ナンバーのない車やバイクがゴロゴロしています。
20坪弱の作業場が10棟ほど点在しているこのエリアには車屋さんやバイク屋さん、金属加工系の町工場さん、それからお茶屋さんなどが入っていらっしゃるそうです。
貸に出ている作業場のシャッターを開けてもらうと、そこはまだキレイなコンクリート土間に梁がいい感じの空間が。
これまでサタデーファクトリーには専用の作業場がありませんでした。
作業場すらなかったので、お客様に実物を見て頂く場所も持っていませんでした。訪ねて下さる方がいらっしゃっても、お招きする場所がなかったのです。
場所がないという事はどういうことなのか、良くわかったこの一年、ノドから手が出るほど欲しくて探し回っていた作業場、ノドから出た手がてきぱき契約し、気づいたら借りていました!
さっそく東京の大工さんと瓦屋さんが集合、夜中にどうしようかと打ち合わせです。広さ的には作業場に加え、ショールームのようにして製品を見て頂く部分も作れる感じです。想定される作業は主に、木工、金属類の切断、石加工です。関東にはまだ溶接の有資格者のメンバーがいないので、すぐにガスまで設置する必要はありません。粉塵と高音の出る作業のため防音部屋を作ることにしました。元々の壁は金属のシングルなので、グラスウールを充填する防音部屋だけ断熱の良い場所になりそうです。
金属間仕切りで使うLGSという建築資材の話が出てくるのでなんでかなと思い、よくよく聞けば、瓦屋さんは軽鉄屋さん(間仕切りなどでつかう軽い金属の骨組みを組み仕事です)、サッシ屋さんの経験があり、大工さんはただ大工さんと言っていましたが、社寺建築を請け負う宮大工さんでした。早く言ってよーっていう感じです。
エアコンおきたいよね。。。
「あるよ!三年前くらいのだからいいやつだよ」
冷蔵庫欲しいよね。。。
「あるよ!きたないけど!」
高窓開け閉めする長梯子もないとだね。。。
「あるよ!使ってない長いの!」
なんでもあるし!!の打ち合わせは深夜まで続きました。アウトドア用のぺらぺらしたテーブルに納得いかない感じがしたこと以外はいい感じの打ち合わせだったと思います。
帰り道、瓦屋さんは鹿に遭遇したそうです。初めての拠点はそういう山あいの、谷に流れる清流の近くです。
イメージはだいたいこんな感じ?というやりとりをしながら、とりあえずどっしりした会議テーブルだけ勝手に作りつつ、拠点の整備は進行中です。
これまでお客様に頂いたお金を、メンバーとお客さに一番良いと思われることに使わせて頂こうと思います。整備する拠点は、メンバーがいつでも製品作りに使用することができ、お客様にその製品をご覧いただける場所に致します。
参加に興味のある職人さんにも気軽に来ていただき、どんなものを作っているのかみて頂けたらなと思っています。
初めての中継拠点001は関東です。
埼玉県飯能市上赤工、字は「かみあかだくみ」と申します。
今後ともごひいきのほど、よろしくお願い申し上げます。
改造工事の進捗に合わせ、詳細をホームページ、インスタグラム、フェイスブックでご連絡させて頂きます。
会議テーブルはぺらぺらした感じではない、どっっしりした無垢の石を使用しました。
重厚感を倍増させるタイヤのへこみ具合がチャームポイントです。
今度タイヤに空気を入れておこうと思います。
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