「地域の素材」と「町の技術」
アナログで革新的な品物を世界にお届けすべく
多様な業種とそこに根付く文化を横断します
専門業が持つ本物の素材と技術を背景に
独自に暮らしにまつわる品物を
設計・製作し流通・販売しています
ものづくりの界隈には「日曜大工」という慣用句があります。
よく晴れた休日に、失敗しながらも欲しいものを楽しんでつくっているような、情景を含む豊かな言葉です。いいなと思うのですが、私たちはアマチュアではありません。私達を表すには、日曜日より休日ではない曜日の方が適しています。そもそも私たちは大工さんとも限りませんので、製作所の方が広義で私達を表してくれます。
平日の責任感と、休日の遊び心を併せ持つのは…さしずめ土曜日。
と、いう経緯で屋号を「サタデーファクトリー」と申します。
ロゴに使用している色は、晴れた日の空のような土曜日の色、製品をお届けすることを通じて、より豊かと思える未来をDIYしています。
東京近郊の中山間地にあるスタジオから
サタデーファクトリーのスタジオは東京近郊の中山間地、埼玉県飯能市にあります。林業が盛んなこの地域には製材所や町工場が点在しています。林業、製造業など狭義な分類に関わらず、いずれも細分化され効率化され、深化してきた産業構造を持っています。伝統工芸であっても職域は細分化され、教育のしやい利点とともに分業スタイルは持続されてきました。
PLANKLIP Furniture
板は建材のプレカット工場が、コネクターはバネ屋が製造
私達は少しだけ業種の繋がり方を変えています。機械の中のバネを作る技術はバネしか作れない訳ではありませんし、建築のプレカット工場がもつ素材や装備はとてもプリミティブです。インテリアになったり、玩具になったり、素材や技術は変幻自在です。挑戦してきた技術者が持っている物事を応用する感覚のうえに、サタデーファクトリーのものづくりは成り立っています。バネ屋と建材プレカット工場が商品を作るその起点にサタデーファクトリーがあります。
私たちの製品企画で最も影響を受けているのは実経験、暮らしている中で感じることはとても示唆に富んでいます。棚を作るにも一苦労だなと感じてつくる①金具も、子どもと遊ぶために必要と感じてつくる②玩具も、スタジオ界隈で風にそよぐ草花が心地よいと感じてつくる③一輪挿しも、出どころは普段の暮らしです。めったに使わないけれどあると楽しい大皿と普段使いのお皿を別々に買って、重ねる順序を考えて収納するのが楽しくない、という些細な感覚が④プレート製品の起点となっています。
マリモを目指して
一枚の写真に含まれている要素は、それぞれが関係しあってこの状態にあります。現在の風景を変えることは大きな事ですが、私たちが得意なのは写真をひっくり返す類のこと。現在の産業構造のつながり方を少しだけ変えて製品を生み出しています。
既往の技術を転用し、その転用過程で発展させ、目的に応じて異なる産業間を横断しています。製品を生み出すための新たなつながりが増え、それが普通の事になってきたと想像するとき、現在の産業構造はその土壌となっているように見えます。サタデーファクトリーはこのマリモツリー状態を目指しています。
マリモツリー構造
楽しげなものづくりの情景をもつ「日曜大工」という言葉が慣用句となっているように、「サタデーファクトリー」も良い情景を持つ名前になれれば幸いです。
今後ともご贔屓のほどよろしくお願い申し上げます。